2016年6月
緑濃く
例年であれば、まだ標高の高い沢筋や森のなかなどでは残雪も見られる時期ですが、今年の奥志賀はもう何週間も前からそんなイメージも無く、日に日に濃くなる緑に、すっかり夏の到来を感じています。
眩しい日差しのなか、若葉から深い緑へと進む山々、真っ青な空と白い雲、まだ6月というのに夏の序章が始まったようです。
夏至の日の夕暮時
上高地に来ています。
夏至の今日、7時を過ぎても一向に暗くなろうとしない空のもと、昼間の観光客による喧騒が嘘のように人影が無くなった梓川のほとりで、小鳥たちの声に包まれながら、時々意識レベルが低下していきそうになるのは、この圧倒的山岳景観のせいでしょうか、それとも先ほど口にしたビールのせいでしょうか。